電車で教えてもらった日本人にお礼を申し上げたい


皆さん、こんにちは。私は中国から参りました---と申します、よろしくお願いします。
では、私のスピーチを聞いてください。
日本の電車は、日本の文化をたくさん知ることが出来る場所です。電車の中で時間を大切にすること、常に勉強する心を持つこと、などを教えもらった日本人にお礼を申し上げたいです。
電車は日本人にとって、一番多く使われている交通手段です。電車の中に、日本人のさまざまな姿が映っています。本を読んでいる人、音楽を聴いている人、また一日の仕事が終わって、くたくたして寝込んでしまったサラリーマン達や酔っ払ってゆらゆらしている人など、電車の中に、もう一つの日本の顔があります。
電車の扉が開いた瞬間、私を驚かせることがありました。満員電車なのに人が続いて入ってきました。駅員もお客も「今、電車にどれほど多く人が入れるか」まるでギネスブックに挑戦しているように感じました。自分では電車に乗る日本人は三つ能力が身に付けないといけないと思います。まず、一つ目は手すりやつり革につかまらなくてもバランスを保てる能力。そして、二つ目は椅子に座ったらすぐ眠れる能力。最後に、三つ目は降りる駅に着いたらすぐに目を覚ませる能力。
もっと驚いたことは、私には息をすることも大変な狭い空間でも、ラッシュ時にはとても混雑しても、日本人は車内で本を読んでいるか、携帯電話をいじくっているか、寝ているかのいずれかで、ひと言も言葉を発しないことです。
先日、電車に乗っている際に、とあるお茶のCMを偶然に見かけて、そのCMに出た一言の言葉に惹かれました、「何事も続けることが大事」という台詞です。それからずっと頭に残っています。
自分自身を振り返って見ると、長く続けた努力のおかげでXX大学院に合格しました。実は私は本を読むのが苦手なタイプでした。しかし、電車の中に日本人たちが本を読むのをみて、私も読書の習慣が身に付きました。
 今までは、私は本を読むと、ついいらいらしてしまいました。しかし、電車の中の日本人を見て、どんな混んでいても、短い時間でも、本を読む人がたくさんいました。その人たちに負けせずに、本を読むことはできないだろうか。そこで、頭を整理して、半年間続けていくと、だんだん本を読むのが好きになってきました。本を読むとたくさんのことを学びました、自分もすこしずつ成長してきました。今では、電車を乗ると、すぐに本を出して、夢中に読み始めます。もちろん、降りたい駅に到着したら、すぐ気をつくことも身に付けています。
石の上にも三年という言葉があります、何事も長く続けると、答えが出てきます、中途半端ですと、もったいないと思います。明日どんな経験をするか、何を勉強できるか、いつも楽しみにしています。みなさん一緒に電車に乗ってみませんか。
以上、ご清聴ありがとうございます。